2024.06.07
#38 蒸気パンのこと
蒸気パンってご存知ですか?
地元のお祭りには欠かせないもの、あって当然、全国共通の出店だと思っていました。
それが、新潟県独特の食べ物で、しかも主に下越地区(縦に長い新潟県は上から下越•中越•上越。そして佐渡ヶ島地区と粟島地区で構成されとります)が主戦場だったよう。
私がそれを知ったのは高校生になっから。
全国から生徒が集う高校だったので、蒸気パン?何それ?てな感じの反応に初めてカルチャーショックを受けたんでした。
地元紫雲寺のお隣新発田市(平成の大合併により、紫雲寺町は今では新発田市)が蒸気パンの発祥とその頃知って、大納得。
ちなみに蒸気パンは、銅製の四角い焼き機に、薄力粉•黒糖•炭酸•ミョウバン(一応原料ちゃんと調べてみました)を混ぜた種を入れ、焼いたもの。
だから蒸してはいないのだけど、焼き機に小さな煙突が有り、そこからもくもく湯気が出ているのが蒸気パンの由来。
あ、阿賀野川を挟んで南側はぽっぽ焼きって呼びますよ。
甘くてもちもち、しかも1,000円で30本(流石に200円値上がりしておりましたが)。
安くって、最高においしい。
蒸気パンの匂いは思い出の香りでもあります。