笹川美和Official
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蜘蛛が好きです。

正解には〝日本の〟蜘蛛。
飼うとかそう云うわけでは無いですよ。

松林に囲まれた（今はそんなことは無く）、庭に木々の多い家で育ったので蜘蛛もたくさん巣を張り巡らせていましたし、部屋の中にも良く出没しました。

そんなこともあり、蜘蛛に限らず昆虫に苦手意識はなく、退治しない方向で生きています（蚊・蝿・蜚蠊は別）。

蜘蛛が好きな理由の根底には、芥川龍之介の短編小説「蜘蛛の糸」があると思います。

ただ最初に触れたのは、NHKで子供向けに放送されていた「蜘蛛の糸」の人形劇でした。

印象深く残り、その後大きくなってから原作があると知り、書籍で読み、流れる様な文章と言葉遣いの美しさに一時で大好きな作品となりました。

また〝朝に蜘蛛を見ると縁起が良い〟の言い伝えもあり、親近感を抱いてしまう。

あと、私単純に蜘蛛と目が合うのが好きみたい。
話しかけると顔を傾けたりするあたりとかもかわいい。

引かないでね…

写真は、先日家近くで見かけた西陽に照らされた蜘蛛の巣。
反射する蜘蛛の糸があまりに美しくってしばらく眺めていたかった（けど不審者と思われちゃうから）。

－翡翠のような色をした蓮の葉の上に、極楽の蜘蛛が一匹、美しい銀色の糸をかけて居ります。-

まるで「蜘蛛の糸」の一節の様でしょう？