2023.12.01
#11 手紙のこと
初めて書いたお手紙は、小学生の頃に、寮生活をしていた大学生の親戚、みっちゃんに宛てたもの。
祖母の妹の娘であるみっちゃんは、それまで我家から歩いて数分のところに住んでいて、勉強を教えてもらったりとしょっちゅう遊びに行っていたのだけれど、大学進学と共に入寮することになってしまい、それを機にお手紙のやり取り、つまり文通が始まったのが最初。
お手紙を書くと云うことが、何故か絵本の主人公の女の子がしていそうなことの様に思えて特別に感じ、それが楽しく嬉しかった。
相手を思って便箋や切手を選ぶことのワクワク(自己満足でしかないけれど笑)、相手の顔を思い浮かべながらいつもより丁寧に手を動かすこと、だから一言のメッセージでさえ、体温を感じられ温かい気持ちになれるのかも。
写真のお手紙たちは、今年ファンの方々から頂いたもの。
皆さんがパーソナルなことも交えて綴ってくれた手書きの文章は、だからなのか読みながら必ず頬が緩んでしまう。
面と向かって伝えられない本当の気持ちが、手紙には在ると思います。